Skip to content
← blog

Gmail の定型文に「変数」を入れて、名前と期限をその場で埋める

#gmail #email-templates #how-to #snapreply #ja

Gmail の定型文に「変数」を入れて、名前と期限をその場で埋める

PR: この記事は、Chrome 拡張「SnapReply」の開発者本人が書いています。後半(「自分が作っているもの」)は自分の拡張の宣伝です。

自分は Chrome 拡張を作って売っている個人開発者です。メールは 1 日に 10 通くらい返しています。内容は相手ごとに違い、毎回変わるのは宛名と宛先です。

Gmail の標準機能「テンプレート」は、文面は入ります。ただ、名前と日付は入りません。入れたあとに「○○様」の部分を探して直す、「○月○日」を直す、を毎回やることになります。自分も前は標準のテンプレートを使っていて、5 個くらい登録していました。

「変数」があると何が変わるか

定型文の中に穴を作っておきます。

{{name}}様

お世話になっております。
請求書を添付にてお送りいたします。
{{due}}までにお振込みをお願いいたします。

この定型文を選んだ瞬間に「name は?」「due は?」と聞いてくれて、答えると穴が埋まった状態で本文に入る。これだけです。

差し込みが済んだ状態で入るので、本文を読み返して直す工程が無くなります。自分の場合は、同じような文言を繰り返し打つことが多く、そこにかかっていた時間がある程度 短くなりました。

標準の「テンプレート」でここまでやる方法はあるか

標準の範囲でできる方法を並べます。

  • テンプレート本文に ○○様 と書いておく — 結局 探して直すので、変わりません
  • Google Apps Script で下書きを作る — 名前も期限も入ります。ただ、返信画面から一度 離れてスクリプトを実行しに行くので、「いま来たメールに 1 通返す」には手間のほうが大きい。月末にまとめて下書きを作る用途には向いています(GAS の最小コードは Zenn の記事に書きました: https://zenn.dev/ktg/articles/gmail-teikeibun-3-ways)
  • Gmail のスマート作成 — 文の続きを提案してくれますが、自分の定型文の穴を埋めるものではありません

「返信画面の中で、定型文を選んで、名前と期限だけ答える」を素直にやるには、返信画面の中で動くもの(=拡張)が要ります。

拡張を選ぶときの確認点

  1. Gmail の API や OAuth を使っていないか。返信画面に文字を入れるだけなら、Google アカウントへのアクセス許可(OAuth)は要りません
  2. 変数が使えるか。{{name}} のような穴を作れるか。作れないなら標準機能と同じです

自分が作っているもの(開発者として書いています)

ここから先は宣伝です。SnapReply という Chrome 拡張です。

  • Gmail の返信画面にボタンが 1 つ出て、押すと定型文の一覧が開きます
  • 定型文に {{name}} {{due}} {{company}} のような変数を書いておくと、選んだときに値を聞いてきます(Pro)
  • 定型文に件名も入れておけます
  • 日本語のビジネスメールの定型文が 15 種 同梱されています(お礼・日程調整・請求書送付・納期の相談 など)
  • Gmail の API・OAuth は使っていません。定型文は自分の Chrome の中に保存されます。インストール時には、Gmail の画面の上で動くために、mail.google.com のデータを読み取り・変更する権限が表示されます

本文が入る速さ自体は、標準のテンプレートと大きく変わりません(自分の実感です)。変わるのは、毎回違う宛名を差し替える手間と、その打ち間違いが変数で減るところです。

無料で 10 個まで定型文を作れます(日付と時刻の自動入力つき)。この記事で書いた {{name}} などの変数と条件分岐、11 個目以降、変数つきの同梱定型文は Pro(¥1,500 の買い切り)です。1.0.16 より前から使っている人は、変数と条件分岐を無料のまま使えます。

→ Chrome に SnapReply を追加する

名前や日付を直す手間が気にならない人は、標準のテンプレート機能で足ります。