修了証をGoogle フォームで自動作成・一括発行する方法(PDF・和暦)
修了証をGoogle フォームで自動作成・一括発行する方法
答え: 受講の申込や修了の報告を Google フォームで受けているなら、フォームにアドオンを入れて「受講者名」「講座名」「修了日」の質問を修了証の欄に割り当てれば、回答ごとに修了証の PDF が1枚ずつ自動でできます。すでに集まっている回答の分は、まとめて一括で作れます(一括で作るのは有料の Pro の機能です)。
更新日: 2026-10-10 / 運営: S-Hub(この記事で紹介するアドオン「フォーム回答で領収書・修了証PDF」の開発者です)

修了証に入れる項目
法律で決まった書き方はありませんが、講座の修了証には次の項目がよく入ります。
| 項目 | フォームで集めるもの | 例 |
|---|---|---|
| 受講者名 | 氏名の質問 | 佐藤 花子 様 |
| 講座名 | 講座名の質問(1つの講座なら固定の文) | ビジネス文書作成 実践講座(全6回) |
| 講座時間 | 固定の文で書いておく | 12時間 |
| 修了日 | 修了日の質問 | 令和8年10月9日 |
| 番号 | 自動で振る | 第 C-202610-0001 号 |
| 発行者・代表者名・印 | 発行者として1回だけ入れる | 株式会社サンプル教育 代表 鈴木 花子 |
番号を振っておくと、「いつ・誰に出したか」を後から確かめやすくなります。
アドオンで作る手順
ここでは当社の「フォーム回答で領収書・修了証PDF」を例に書きます(開発者本人が書いています)。
- Google Workspace Marketplace からフォームにアドオンを入れる
- フォームの編集画面で、アドオンのボタン(パズルの形)から「設定を開く」を選ぶ。右側にサイドバーが出るので、サイドバーの「設定を開く」で設定の画面を開く
- 設定の画面の「発行者と角印」に発行者の名前・代表者名を入れ、角印の画像(PNG)があれば選ぶ(発行者・角印)
- 「書式と割り当て」で書式に「修了証」を選び、受講者名・講座名などの欄にフォームの質問を割り当てて、「書類の設定を保存」を押す(書式と割り当て)
- 設定の画面を閉じて、サイドバーの自動生成のスイッチを押す(自動生成)
これで、回答が届くたびに修了証の PDF が Google ドライブの「フォーム回答PDF - フォーム名」というフォルダに入ります。ファイル名は「修了証_番号_氏名.pdf」の形です。日付は和暦と西暦を、敬称は「様」「御中」「なし」から選べます(設定の画面の「表記」)。
講座名が毎回同じなら、質問を作らずに「固定の文言を入力」で講座名を書いておけます。
すでに集まった回答の分を一括発行する
修了証は、講座が終わってからまとめて出すことが多い書類です。アドオンを入れる前に集まった回答や、自動生成を止めていた間の回答の分は、設定の画面の「一括再生成」(Pro)でまとめて作れます。
- 「まだ PDF がない回答だけ作る」を押すと、PDF のない回答の分だけ、新しい番号で作ります。すでにある PDF には触りません
- 件数が多いときは何回かに分けて作ります。止まったら同じボタンをもう一度押すと、続きから作ります
詳しくは使い方ガイドの一括再生成にあります。
料金: 無料では1か月に20件まで作れます。Pro(月980円・年9,800円、税込)にすると件数の上限がなくなり、一括再生成や番号の形の変更(連番)も使えます。
GAS で作る場合
Google Apps Script を自分で書いても修了証は作れます。費用はかかりません。ただ、修了証は「枠・中央寄せ・印の位置」といった見た目が大事な書類なので、HTML や Google ドキュメントのテンプレートで体裁を整える部分に手間がかかります。すでに集まった回答の分をまとめて作る処理も、フォーム送信時に動く処理とは別に書くことになります。
書式を細かく作り込みたい人や、コードを直せる人には GAS も十分な選択肢です。領収書の例ですが、GAS・アドオン・外注の比べ方はこちらの記事にまとめています。
よくあるつまずき
- 自動生成を有効にしたのに PDF ができない: 自動生成はフォームごとに有効にします。別のフォームで有効にしていても、このフォームのサイドバーでスイッチを押して「自動生成:有効」と出るまでは作りません(自動生成)
- 割り当てた質問を消した: 設定の画面の「書式と割り当て」のその行に「この質問はフォームから消えました。別の質問を選んでください。」と出ます。質問を選び直して「書類の設定を保存」を押します
- エラーが出た: 作れなかった回答があると、サイドバーに赤い枠で件数が出ます。「エラーの一覧を開く」で、回答ごとの理由と直し方を見られます(エラーが出たとき)
機能と料金の一覧は製品ページに、インストールは Google Workspace Marketplace から行えます。
Google フォーム、Google ドライブ、Google Workspace Marketplace は Google LLC の商標です。